スロープ造成作業続く=陥没事故、救助活動4日目に―下水管、硫酸で腐食か・埼玉
埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラックが転落した事故は、31日で4日目を迎えた。現場では、男性運転手(74)救助のため、県などが内部に重機を入れるためのスロープ造成作業を続けた。完成まで数日かかる見通し。
消防によると、陥没した穴は数回に及ぶ崩落で拡大。30日正午時点で幅は最大約40メートル、深さは同約15メートルとなった。現場は地盤が軟弱なことから、県などは土を固めながら、スロープを造成しているほか、用水路から流れ込む水を土のうで止める作業を進めている。
県は陥没の原因となった下水管の損傷について、汚水の滞留により硫化水素が生じ、空気に触れたことで硫酸に変化し腐食した可能性があるとしている。
事故は28日午前9時50分ごろ発生。県によると、直径4.7メートルの下水管の上部に損傷が確認されたほか、雨水などを流す管からも水漏れが生じているという。
県は下水の量を減らすため、周辺12市町の住民ら約120万人に風呂や洗濯などの排水を含む下水道の使用を控えるよう要請。29日夜からは、河川への下水の放流を実施している。
[時事通信社]
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