「世界スポーツ機関」に改称提案=IOC会長選で渡辺守成氏
【ローザンヌ(スイス)時事】国際オリンピック委員会(IOC)の会長選に立候補している国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏(65)ら7人が30日、スイスのローザンヌでIOC委員にプレゼンテーションを行い、渡辺氏はIOCを「ワールド・スポーツ・オーガニゼーション(世界スポーツ機関=WSO)」と改称する案を披露した。五輪に限らずスポーツ全般に活動内容を拡大する狙い。任期満了で退任するトーマス・バッハ会長(71)の後任を決める選挙は、3月にギリシャで開かれる総会で実施される。
各候補は既に発表していた公約に基づき、投票権を持つIOC委員の前で15分間スピーチ。非公開で行われ、演説後に記者会見した。渡辺氏は公約としていた世界五大陸の5都市で同時期に夏季五輪を行うアイデアの他、FIG会長としての実績を強調した。
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◇渡辺守成氏の略歴
渡辺 守成氏(わたなべ・もりなり)体操競技に打ち込み、東海大からジャスコ(現イオン)に入社。新体操の普及に尽力した。日本体操協会幹部を務め、13年から国際体操連盟理事、17年に同会長就任。18年から国際オリンピック委員会(IOC)委員。21年東京五輪・パラリンピック組織委員会では理事を務めた。65歳。福岡県出身。
[時事通信社]
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