発生3日目、不安と疲労=陥没現場付近の避難者ら―埼玉・八潮

埼玉県八潮市で起きた県道陥没事故は30日、発生から3日目を迎えた。この日は道路のアスファルトが崩れ陥没が拡大するなどして救助活動は難航。近くの学校に避難した住民は不安を訴え、表情には疲れもにじむ。
事故現場では半径200メートル以内が警戒区域となり、市立八潮中学校には避難所が開設された。現場近くの80代女性は夫と一緒に避難し「まさかこんな重大な事故になるとは。自宅が崩れるかも知れず、安心して眠れない」と不安そうに話した。
同じく避難所に身を寄せた70代男性は「早く家に帰りたいが、今は運転手の救出が最優先。しばらくは避難所生活になるかな」とやや疲れた表情で話した。
警戒区域内の住民の中には自宅にとどまる人も。和食料理店を営む50代男性は事故に伴い営業停止中で、「営業再開できるか不安だ」と嘆く。「幸い水や電気は使えるが、再開してもしばらくは客足も遠くなるだろう」と困った様子だった。
区域外に自宅がある主婦関根正江さん(73)は陥没当日の28日夜から入浴を控えており、「洗濯回数を減らすことも考えている」と話す。子どもが通う小学校からの呼び掛けに応じて下校に付き添った小林なつみさん(31)は「いつまたどこで陥没が起きるか分からず、子どもたちも不安だと思う。一刻も早く道路を復旧させて」と訴えた。
[時事通信社]
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