阪神、随所に「藤川イズム」=オリックスは巻き返しへ打撃強化―プロ野球・キャンプのポイント(5)
【阪神】覇権奪還を見据え、藤川新監督の「イズム」が随所に表れる1カ月間になりそうだ。
従来の1、2軍の枠組みを撤廃。キャンプ地にちなみ、宜野座組と具志川組に選手を振り分けた。「距離が近いので、何のくくりも必要ない。動きもフレキシブルになる」と指揮官。主力中心の宜野座組には大山や近本の他、中川、山田といった高卒5年目以内の若手を抜てき。競争を活性化させ、戦力の底上げを図る。
また、多くの選手に複数の守備位置に挑戦させる方針。主力も例外ではなく、昨季までは三塁固定だった佐藤輝は外野守備に取り組む。
先発は青柳が抜けたものの、才木や大竹、村上と層が厚い。ここにドラフト1位の伊原(NTT西日本)や門別が食い込めば、楽しみは増える。
【オリックス】昨季のチーム打率、本塁打、得点はいずれもシーズン順位と同じリーグ5位。打撃強化が不可欠だ。頓宮や杉本の復活が期待され、太田と紅林の若き二遊間はさらに存在感を出したい。岸田新監督は前体制とは一転して1、2軍を明確に区分。「特別扱いはない」とし、競争を促す構えだ。第2クールから始まる見込みの紅白戦で、若手は早速アピールできるか。2軍始動となったドラフト1位新人の麦谷(富士大)にもチャンスがある。
先発投手では故障明けの山下が2軍スタート。1月中にブルペン投球を重ねており、どこまで段階を上げていけるか。エース宮城は既に開幕投手に決定。新加入の九里、田嶋、曽谷に次ぐ先発枠争いは、椋木や中継ぎから転向の古田島らが繰り広げることになりそう。
[時事通信社]
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