ルカシェンコ氏7選確実=ベラルーシ大統領選投票
旧ソ連構成国ベラルーシで26日、5年の任期満了に伴う大統領選の投票が実施された。「欧州最後の独裁者」と呼ばれ、1994年から同国を統治するルカシェンコ大統領(70)の7選が確実。政権支配下の中央選管が即日開票の結果を発表する見通しで、弾圧で出国を余儀なくされた反政権派が反発を強めそうだ。
大統領選にはルカシェンコ氏の他、政権に従順な4人が形式的に立候補した。テレビ討論会が行われたが、ルカシェンコ氏は「時間がない。(大統領に)必要なのは不言実行だ」として参加を拒んだ。
2020年の前回選挙では、反政権派の統一候補スベトラーナ・チハノフスカヤ氏(42)=亡命中=が開票の不正を訴えて大規模デモが起き、政権は逆風に見舞われた。ルカシェンコ氏は今月21日、当時拘束した反政権派を恩赦する可能性を示唆して「軟化」をアピール。デモを封じ込めるためのインターネット規制も敷かないと述べたが、独立系メディアによると、一部で接続障害が生じた。政権はあらゆる抗議活動を鎮圧する構えだ。
選挙は「自由でも公正でもあり得ない」(米国)、「報道の自由がなく、政治家が投獄・国外追放された国で公正な選挙は不可能」(チハノフスカヤ氏)と批判された。一方、ウクライナ侵攻でベラルーシの「戦争協力」を受けた同盟国ロシアのプーチン大統領は19日、電話会談でルカシェンコ氏の「成功を祈る」と肩入れした。
[時事通信社]
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