「強さより、うまさで」=早田、負傷抱えても―全日本卓球
昨年と同じ顔合わせとなった女子決勝。左手首に黒いサポーターを巻いた早田の強さは揺るがなかった。勢いのある16歳の張本美をストレートで下し、「優勝できると思っていなかった。全て出し切れたことがうれしい」。けがを抱えながらつかんだ3連覇に、ほっとした表情を浮かべた。
昨夏の五輪で痛めた左腕は完治しておらず、準決勝後には「少し痛みがあった」。それでも、両サイドからの巧みなショットで連続ポイントを奪い、「諦めるところは諦める。強さより、うまさで勝たないといけない」。本来のショットが望めない中、ラリーでミスを誘い、相手の読みを外す配球で得点を重ねた。
銅メダルを獲得し、今も苦しむけがをしたパリ五輪までを「シーズン1」と表現する。五輪後には、中学生の頃から指導を受けてきたコーチとの師弟関係を解消。左腕の不安とも付き合いながら、新しいプレースタイルを模索してきた。
「五輪までの自分に戻ることはできない。ここからがシーズン2の始まり」。表情を引き締めて、力強く宣言した。
[時事通信社]
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