2025-01-25 15:36スポーツ

DeNA、守備力強化を=楽天は激しい内野の競争―プロ野球・キャンプのポイント(4)

 【DeNA】昨季はリーグ戦3位からポストシーズンを勝ち上がって日本一。悲願のペナントレース制覇には、守備力の強化が不可欠だ。
 チーム防御率はリーグ5位。守備率は両リーグ通じてワーストの9割8分3厘に終わったが、ポストシーズンでは投手陣の粘りが光った。第3戦からの4連勝で制した日本シリーズを踏まえ、「リーグ戦でもその戦い方を」と三浦監督。先発陣は、2年連続2桁勝利の東に続く投手の台頭が待たれる。
 近年力を入れてきた走塁面では、盗塁が前年から倍増の69をマークし、一定の成果を出した。ただ、総得点は522で前年の520と同水準にとどまった。監督が「得点力に結び付けるには判断力も大事」と話す通り、打線をつなぐ意識も磨いていきたいところだ。
 【楽天】3年連続4位からの巻き返しを図る。5季ぶりに1軍の指揮を執る三木監督は「前回よりは選手のことを知っている。そこを生かせるようにしたい」と意気込む。
 内野は激しいポジション争いが繰り広げられる。ドラフト1位の宗山(明大)は、村林から遊撃の定位置を奪えるか。浅村が一塁に転向し、三塁は伊藤や鈴木大らが候補。二塁と三塁を守れる高卒6年目の黒川は、オーストラリアのウインターリーグ参加で経験を積んだ。
 昨季はチーム防御率が12球団ワースト。投手陣の立て直しは急務だ。先発はともに11勝を挙げた早川と藤井の左腕コンビが軸。昨季6勝の内、2年目の古謝のさらなる成長が期待される。手術明けの荘司はキャンプは2軍スタート。復活を期す右腕はじっくりと調整する。 
[時事通信社]

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