2025-01-24 01:39社会

伊豆大島で30代女性の骨=遺棄と損壊容疑で元交際相手逮捕―警視庁

人骨が見つかった伊豆大島の「砂の浜」
人骨が見つかった伊豆大島の「砂の浜」

 伊豆大島(東京都大島町)の海岸で昨年10月、30代女性の白骨化した骨の一部が見つかり、警視庁捜査1課は24日、死体遺棄と死体損壊の容疑で、元交際相手で、島内に住む畳店経営の柳瀬宗達容疑者(45)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。同容疑者は任意の事情聴取に対し、関与をほのめかす供述をしたという。
 捜査関係者によると、女性はかつて島で暮らしていた飲食店アルバイトの高瀬静香さん(37)。昨年8~9月ごろ、「沖縄に行く」「伊豆大島の彼氏のところに行く」などと話していたが、その後行方が分からなくなった。
 関係者などによると、高瀬さんは数年前に伊豆大島を訪れ、しばらく島内のスナックで働くなどしていた。柳瀬容疑者と交際関係を巡ってトラブルになり、迎えにきた家族と共に島を去ったという。
 骨は昨年10月23日午後3時ごろ、島民の男性が大島町の砂の浜を散歩中に発見し、110番した。見つかったのは仙骨や大腿(だいたい)骨で、白骨化し、燃えたり切断されたりしたような跡もあったという。DNA型鑑定の結果、今月14日、高瀬さんのものと判明した。
 高瀬さんは全国のリゾート地を転々としながら住み込みで働く生活を続けていた。行方不明になる直前は、静岡県下田市で働いており、部屋には荷物などが残されたままだったという。 

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