早田、復調示せるか=男子は張本智が軸―全日本卓球
卓球の全日本選手権は21日に東京体育館で開幕し、男女シングルスが行われる。2028年ロサンゼルス五輪に向け、新たなスタートとなるシーズン。パリ五輪メダリストや勢いのある若手の活躍が期待される。
女子はパリ五輪銅メダルの早田ひな(日本生命)が3連覇を狙う。五輪後は左腕のけがで休養し、長年指導を受けたコーチとの師弟関係を解消。昨年11月の復帰戦は万全ではなく初戦敗退しただけに、復調を示したい。
ライバルの筆頭は昨年準優勝で16歳の張本美和(木下グループ)。昨年は五輪、世界選手権と大舞台を経験した。史上最年少優勝を狙う。パリ出場を逃して再起を期す伊藤美誠(スターツ)、実力者の平野美宇(木下グループ)や木原美悠(同)らも上位をうかがう。
男子は連覇が懸かる張本智和(智和企画)が軸になる。昨年10月のアジア選手権を日本勢として50年ぶりに制し、今年初戦の国際大会も優勝するなど勢いに乗っている。
2年ぶり3度目の制覇を狙う戸上隼輔(井村屋グループ)は、昨年の五輪後はドイツリーグでプレー。持ち前の攻撃力に磨きをかけて大会に臨む。五輪を経験した篠塚大登(愛知工大)、成長著しい17歳の松島輝空(木下グループ)らの戦いぶりにも注目が集まる。
今年からシングルスとダブルスを分離開催。男女決勝は26日に行われる。
[時事通信社]
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