全豪OPの「パーティーコート」から騒音、隣の試合が途中で移動に
【メルボルンAFP=時事】豪メルボルンで開催されている全豪オープンテニスで、「パーティーコート」と呼ばれるバー付きコートの近くで組まれた試合が、騒音を理由に移動になる出来事があった。だが、実際にパーティーコートでプレーした選手たちは楽しい雰囲気だったと話している。≪写真は、全豪オープンテニス、男子シングルス2回戦。試合を終え、握手を交わすアルトゥール・カゾー〈左〉とジェイコブ・ファーンリー≫
別のコートに移動になったのは、フェリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)対アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン)の男子シングルス2回戦。隣の6番コートにはバーが併設されており、両選手が観客の騒音に気を散らす中で試合は第1セット途中で一時中断し、別の会場に変更になった。
だが、実際に同じタイミングで6番コートで試合をしていたアルトゥール・カゾー(フランス)とジェイコブ・ファーンリー(英国)は特に問題なかったと話している。
勝利したファーンリーは「一部の観客は非常に酔っていたが、雰囲気は最高で素晴らしかった」とコメント。敗れたカゾーも仏メディアで、「非常に特別な空気感」で「力になった」と話しつつ、自分がオジェ・アリアシムやダビドビッチ・フォキナの立場だったら「気が狂うかもしれない」と理解も示した。
全豪オープンで昨年から導入された「パーティーコート」をめぐっては賛否があるが、主催者側は同コートが最も人気のある会場の一つになっていると明かし、収容人数を拡大したと話している。【翻訳編集AFPBBNews】
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