錦織、円熟期の戦術探る=復活へ持久力に課題―テニス
全豪オープンに4年ぶりに出場した錦織圭(ユニクロ)は、シングルス2回戦で敗退した。経験豊富な35歳は度重なる故障を克服したものの、若手が台頭する中、課題は持久力。完全復活に向け、円熟期の戦術を探る日々が続きそうだ。
「3セット目くらいから足が動かなくなった」。15日深夜の2回戦。27歳のトミー・ポール(米国)に逆転負けした後、16日未明の記者会見で、錦織は体力の消耗ぶりを隠さなかった。約4時間の激闘の末、逆転勝ちした1回戦から中2日。体力が回復していなかったと打ち明け「負けたことよりショック。この先、大丈夫か心配」。
2回戦で錦織は、前進して、巧みなドロップショットを使い、序盤はポイントを稼いだ。しかし、中盤以降は歩幅が大きく、運動量もある相手に返され、ポイントを奪われた。スタミナで勝る若手に対しては限界を露呈した。
男子テニスは世代交代が進み、前回覇者で全米オープンも制したヤニク・シナー(イタリア)は23歳、昨年の全仏オープン、ウィンブルドン選手権で優勝したカルロス・アルカラス(スペイン)は21歳。37歳のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は健在だが、一回り下の世代が勢力図の中心となりつつある。錦織が2014年の全米で準優勝したのは24歳の時。体の変化からは逃れられず、当時と異なる戦い方が求められるのは言うまでもない。
錦織は「試合をこなし、プレーの中で感じながら体を慣らしていきたい」。もう一花を咲かせようと意欲を示した。(メルボルン時事)
[時事通信社]
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