ローソン、ファミマが増益=セブンは米国苦戦―24年3~11月期
コンビニ大手3社の2024年3~11月期連結決算は、ローソン(東京)とファミリーマート(同)が増益。プライベートブランド(PB)商品のおにぎりや揚げ物の売り上げが好調だった。一方、最大手のセブン&アイ・ホールディングスは主力の米国事業が振るわず、純利益が6割超も減少した。
ローソンは「からあげクン」などPB商品の販売がけん引し、売上高に当たる営業収益や各利益が3~11月期の過去最高を更新。24年8月から同社の経営に参画しているKDDIとの販促キャンペーンも奏功した。
15日に発表したファミマは営業収益が直営店舗数の縮小で微減となったものの、中国事業再編に伴う特別利益の計上で純利益は大幅に増加した。
セブン&アイは米国事業で苦戦したのに加え、国内コンビニ事業でも節約志向を強める消費者への対応で出遅れたことが響き、丸山好道常務は「消費行動が大きく変わる中、スピード感に課題があった」と振り返った。ただ、国内は低価格商品の拡充で回復基調にあるとしている。
[時事通信社]
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