韓国大統領の拘束迫る=捜査本部、衝突なく公邸敷地内に―尹氏側「違法」と反発
【ソウル時事】韓国の尹錫悦大統領による「非常戒厳」宣言を巡り、内乱や職権乱用の容疑で捜査している高官犯罪捜査庁(高捜庁)や警察などの合同捜査本部は15日、尹氏の拘束令状の再執行に乗り出した。捜査員は同日早朝、ソウル中心部の大統領公邸で尹氏の弁護士らに拘束令状を提示し、公邸敷地内に進入。大統領警護庁との物理的衝突はなく、大統領の拘束を前提に、警護や護送の方式などについて協議しているもようだ。
現職大統領が拘束されれば韓国史上初めて。尹氏の側近は当初、捜査当局と尹氏の出頭について協議していると述べたが、高捜庁関係者は「自主的出頭は考慮しない」と否定し、令状執行の準備をしていると説明した。警護庁は敷地内に車両で「壁」を作るなどしたが、3日の1回目の令状執行と異なり、妨げる警護員はいなかったという。一方、韓国メディアは捜査当局が警護庁の「強硬派」とされるキム・ソンフン次長を拘束したと報じたが、その後当局は否定した。
尹氏の弁護団は15日、軍事機密施設である公邸に対する責任者の承認のない捜索は制限されるとして、「違法な令状執行」だと反発。公邸前では尹氏の弁護士や与党「国民の力」の議員約30人が集まり捜査当局に抗議した。警察は令状執行を妨害すれば公務執行妨害容疑で現行犯逮捕すると警告した。
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