力尽くすもVお預け=早大、復活予感の一年―全国大学ラグビー

力は尽くしたとの思いからか。早大の選手から、すがすがしい表情が浮かぶ。関東対抗戦から全勝で突っ走ってきたチームが、今季最後の試合で黒星。フッカーの佐藤主将は「持てる力は出せた。帝京大の執念が勝っていた」と振り返った。
持ち味は出した。0―14の前半15分。素早い展開でラインアウトから2年生のFB矢崎が反撃のトライ。相手の激しい連続攻撃も防いだ。一方で後半は帝京大のパワーに屈する流れに。佐藤も「(接点で)重さを感じた」と悔やんだ。
名門復活を予感させる一年だった。その源となった一体感は、「まるでけんか」という激しい意見のぶつけ合いで培われた。定期的に寮の一室に集まり、本当に全力か、甘えはないか確認。主将は「メンバー間でも意識の差はある。腹が立つこともあったけど、いいチームになれた」と言う。
上級生が軸のFW陣が支え、後輩のバックス陣は生き生き。1年生のSO服部は感謝の念から涙を流し、「特に精神面で支えてくれた。来年もこの舞台に立ち、(優勝歌の)『荒ぶる』を歌いたい」。託された夢が、再スタートの糧になる。
[時事通信社]

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