パビリオンの抽選予約開始=入場券の販売後押しなるか―大阪・関西万博まで3カ月
2025年大阪・関西万博開幕まで3カ月となる13日、パビリオンの入場予約の抽選受け付けが本格的に始まった。当選すれば人気パビリオンでも確実に入場できる。日本国際博覧会協会はこうしたメリットを周知し、売り上げ低迷が続く入場券の販売促進を目指す。ただ、「万博の華」と呼ばれる自前建設の海外パビリオンのうち、同日時点で予約できるのは約2割にとどまった。
予約対象はパビリオン36棟。「日本館」や「大阪ヘルスケアパビリオン」、8人の著名人がプロデュースする「テーマ館」など日本側が出展するパビリオンがそろう。人気歌手「Ado」さんが開幕日の4月13日に行うスペシャルライブなど、イベント11件への予約も受け付ける。
一方、これまでのところ、海外勢は伸びていない。自前で建設する「タイプA」(47カ国)のパビリオンは、北欧5カ国などが共同で出展するため42棟。うち予約対象はカナダやオーストラリアなど9棟で、準備不足が否めない。
◇初回発表は入場2カ月前
予約は、入場券の購入後に専用サイトから申請する。入場日までに計3回申し込め、1回目と2回目では抽選を実施。いずれも第5希望まで入力可能で、1回目は入場日の3カ月前から受け付けを開始し、2カ月前に結果が通知される。開幕日に入場する場合、2月13日の通知となる。
2回目は入場日の1カ月前から受け付け、7日前に結果を通知。3回目の3日前~前日には、空いている枠の予約を先着順で受け付ける。入場当日にも予約枠が一つ追加されるという。一方、一部のパビリオンは予約なしで先着順となる。
万博を巡っては、前売り入場券の販売枚数が今月8日時点で目標の半数超(約750万枚)と低迷が続き、関係者からは目標達成を不安視する声が相次いでいる。協会幹部は「2カ月前の抽選に向け、予約対象となるパビリオンがかなり増える可能性もある」と強調。「『予約しなければ』という機運をうまく捉え、プロモーションしていきたい」と話す。
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