パキスタン、女性教育推進へ国際会議=タリバンに圧力か、マララさん参加
【ニューデリー時事】パキスタンの首都イスラマバードで11日、イスラム世界での女性教育推進を目的とした国際会議が2日間の日程で始まった。女性教育を厳しく制限する隣国アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権に対して圧力をかける狙いもありそうだ。暫定政権も招待されたが、不参加だった。
主催したパキスタン政府によると、44のイスラム教国や友好国から150人以上の高官らが出席。パキスタン出身の女性人権活動家でノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんも英国から帰国し、参加した。
AFP通信によれば、シャリフ首相は開会式で「パキスタンを含むイスラム世界は女性への平等な教育機会を確保する上で大きな困難に直面している。教育の拒絶は女性たちの声や選択を否定し、明るい未来への権利を奪うことに等しい」と訴えた。
[時事通信社]
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