2025-01-11 14:16

「朝、ポケットに入れ持ち出した」=別の授業中も隠し持ったか―法政大ハンマー襲撃・警視庁

 法政大多摩キャンパス(東京都町田市)で女がハンマーを振り回し、学生8人が負傷した事件で、傷害容疑で逮捕された韓国籍の留学生で、同大社会学部2年のユ・ジュヒョン容疑者(22)が「事件当日の朝、別の教室にあったハンマーを上着のポケットに入れて持ち出した」と供述していることが11日、警視庁国際犯罪対策課への取材で分かった。
 同容疑者は事件前に別の授業を受けていた。その際もハンマーを隠し持っていた可能性があり、同課が裏付けを進めている。
 同課によると、同容疑者は「日ごろからいじめを受けていた」「当日の朝、(現場とは別の)社会学部の教室にあったハンマーを上着のポケットに入れて持ち出した。授業中、いじめをやめさせるには学生たちを殴るしかないと思い、殴った」と供述している。 
 ハンマーは重さ約360グラムで、木製の柄が長さ約30センチ、金属部分が同約10.5センチだった。教室前方で見つかり、同課が押収した。
 また、同容疑者が席を立ち上がってから確保されるまで、約2分間だったことも判明。同容疑者はその間に8人を次々と殴ったとされる。うち2人は「同容疑者と面識がない」と話しており、同課は詳しい動機を調べている。
 事件は10日午後3時40分ごろ発生。同キャンパス5号館で「日本経済論」の授業を受けていた社会学部の学生男女8人が軽傷を負った。
[時事通信社]

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