生保労連、年3%賃上げ要求=28年ぶり水準明示、内勤職で
生命保険会社の労働組合でつくる全国生命保険労働組合連合会(生保労連)が、2025年春闘で、賃上げ要求の目安を内勤職で年間総収入3%程度とする方針案を固めたことが10日、分かった。引き上げ率を示すのは1997年春闘以来28年ぶり。統一した目標数値を掲げることで、各労組が結束して賃上げの実現を目指す。
14日に東京都内で開く中央委員会で正式決定する。月例給与は5%以上を目安とし、一時金に当たる臨時給与は現行水準の確保・向上を目指す。営業職については各社で歩合給の割合や評価基準が違うため、要求する賃上げ率は示さず、デジタル化対応といった営業活動の支援策などを求める。
25年春闘では、労組中央組織の連合が基本給を底上げするベースアップと定期昇給を合わせ5%以上の賃上げを求める方針を決定済み。
[時事通信社]
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