中国新車販売、日系3社が前年割れ=EV普及で苦戦続く―24年
【北京時事】トヨタ自動車とホンダ、日産自動車の日系自動車大手3社は9日、2024年の中国新車販売台数を公表した。電気自動車(EV)の普及が進む中、ガソリン車を強みとする日系各社は苦戦が続き、いずれも前年実績に届かなかった。
最も落ち込みが大きかったのはホンダで、前年比30.9%減の85万2269台と、9年ぶりに100万台を下回った。昨年12月に同社との経営統合に向けた協議入りを発表した日産も12.2%減の69万6631台と不振だった。両社を合わせた販売台数は約155万台と、ピークだった19年の約310万台から半減。中国国内の生産能力は計300万台近くあるとみられ、今後、工場閉鎖などを余儀なくされそうだ。
一方、トヨタは6.9%減の177万6000台だった。ホンダや日産と比べると落ち込みは小さかったものの、減少幅は前年から広がった。
中国では同国EV最大手の比亜迪(BYD)が市場シェアの拡大を狙って激しい値下げ競争を仕掛けている。日系3社もEV投入を急ぐなど巻き返しに懸命だが、24年のBYDの国内乗用車販売台数は38.4%増の383万3166台と、初めて日系3社の合計を上回った。日系メーカー関係者は「状況は相当厳しい。いまは生き残りが最優先課題だ」と身構えた。
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