7年ぶりベア要求額明示=月1万2000円目安―自動車総連が春闘方針決定
自動車メーカーなどの労働組合で構成する自動車総連(組合員78万4000人)は9日、横浜市で中央委員会を開き、2025年春闘で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)要求額の目安を月額1万2000円とする方針を決めた。具体的なベア目標額を掲げるのは18年以来7年ぶり。金子晃浩会長は「一つの変化点だ」と強調し、今後の交渉で大手と中小企業の賃金格差の縮小を目指すとしている。
自動車総連は19年以降、中小の加盟労組が大手より高い要求を掲げやすくするため、賃上げの金額目標の提示を見送ってきた。だが、金子氏はこれまでの春闘について、中小労組が大手労組の賃上げ要求を超えないように配慮するという「呪縛」があったと指摘。結果的に賃金格差が大きく広がったとの見方を示した。
このため25年春闘では、総連としてベア要求の目安を明示することで、中小労組が大手に気兼ねなく物価上昇分などに見合う要求ができるようにしたという。
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