2025-01-09 23:22

〔NY外為〕円、157円台後半(9日朝)

 【ニューヨーク時事】9日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下を受けて円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=157円台後半に上伸している。午前9時現在は157円60~70銭と、前日午後5時(158円29~39銭)比69銭の円高・ドル安。
 ニューヨーク市場は、海外市場の円買い・ドル売りの流れを引き継ぎ、157円70銭台で取引を開始した。米長期金利の指標である10年債利回りが前日に一時4.7%を超え、約8カ月ぶりの高水準となったが、この日は4.6%台で落ち着いた動き。金利低下を眺めて調整的な円買い・ドル売りが先行している。
 この日はカーター元米大統領の国葬に伴い、米株式市場が休場、債券が短縮取引となるため、為替相場も薄商いが予想されている。さらに米連邦準備制度理事会(FRB)の高官らの講演を午後に控え、朝方は動意に乏しい。リッチモンド連銀のバーキン総裁、カンザスシティー連銀のシュミッド総裁、ボウマン理事が講演を予定している。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0300~0310ドル(前日午後5時は1.0314~0324ドル)、対円では同162円50~60銭(同163円37~47銭)と、87銭の円高・ユーロ安。(了)
[時事通信社]

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