2025-01-08 23:20

〔NY外為〕円、158円台前半(8日朝)

 【ニューヨーク時事】8日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利が高止まりする中、円売り・ドル買いがやや優勢となり、円相場は1ドル=158円台前半で推移している。午前9時現在は158円10~20銭と、前日午後5時(158円03~13銭)比07銭の円安・ドル高。
 ニューヨーク市場は158円台半ばで取引を開始。米長期金利の指標である10年債利回りが早朝一時4.72%付近まで上昇したため、海外市場で円売り・ドル買いの流れが加速していた。
 一方、朝方発表された米雇用関連指標は強弱まちまちとなり、市場の反応は限定的。統計発表後に米長期金利の上昇も一服し、円売り地合いは若干弱まった。米民間雇用サービス会社ADPが8日発表した2024年12月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比12万2000人増と、伸びは市場予想(ロイター通信調べ)の14万人増を下回った。米労働省がこの後公表した週間新規失業保険申請件数(4日までの1週間)は前週比1万件減の20万1000件と、2週連続の改善。市場予想は21万8000件だった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0300~0310ドル(前日午後5時は1.0335~0345ドル)、対円では同163円00~10銭(同163円30~40銭)と、30銭の円高・ユーロ安。(了)
[時事通信社]

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