〔NY外為〕円、157円台前半(3日)
【ニューヨーク時事】週末3日のニューヨーク外国為替市場では、週末前の持ち高調整の円買いが優勢となり、円相場は1ドル=157円台前半で小動きとなった。午後5時現在は157円24~34銭と、前日同時刻(157円47~57銭)比23銭の円高・ドル安。
ニューヨーク市場は157円08銭で取引を開始。朝方は、米長期金利の低下を手掛かりに円高・ドル安地合いで推移した。
米サプライ管理協会(ISM)がその後発表した12月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.3と、市場予想(ロイター通信調べ)の48.4を上回り、米経済の底堅さが示された。発表後に長期金利が上昇したことで、ドルが一時買い戻され、円は上値を縮小する場面があった。
ただ、週末を前にした持ち高調整の動きもあり、午後は狭いレンジでの商いにとどまった。
リッチモンド連邦準備銀行のバーキン総裁は3日、米東部メリーランド州リンシカムハイツで講演後、一部記者団に対し、景気の先行きについては「基本シナリオではポジティブだ」と語った。一方で、トランプ次期米政権の政策が「成長に関しては、下振れより上振れをもたらす」と予想した。相場への影響は限定的だった。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0304~0314ドル(前日午後5時は1.0261~0271ドル)、対円では同162円15~25銭(同161円68~78銭)と、47銭の円安・ユーロ高。(了)
[時事通信社]
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