トランプ氏、就任式の半旗に不満たらたら「国民が喜べない」
【ワシントンAFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領は3日、今月20日に行われる自身の就任式で国旗を半旗にすると「米国民は誰も喜べない」とし、喜ぶのは民主党員だけだと不満を吐露した。≪写真は、ジミー・カーター元米大統領の死去を受け、米首都ワシントンのナショナルモールに掲げられた半旗≫
ジョー・バイデン大統領は、昨年12月29日に100歳で死去したジミー・カーター元大統領を追悼し、慣例に従って連邦政府の建物と敷地の国旗を30日間半旗にするよう命じた。
だが、トランプ氏にとっては、連邦議会議事堂の階段に立って就任宣誓を行い、大統領に復帰するという驚くべきカムバックの日に、国を挙げて服喪しているというイメージは不快なものでしかない。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に怒りのコメントを投稿。
「誰もこんなものは見たくない。米国民は誰も喜べない」と主張し、民主党員が「私の就任式で素晴らしい米国旗が『半旗』になるかもしれないと『大喜びしている』」と一方的に非難して、具体的に名指しはせずに「彼らはわが国を愛していない。自分のことしか考えていない」と続けた。
半旗になる可能性について、「どうなるか見てみよう」と締めくくっている。
だが、ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は、バイデン氏の半旗掲揚命令が撤回・再考される可能性があるかと問われると、「ない」と一蹴した。【翻訳編集AFPBBNews】
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