2025-01-06 17:11スポーツ

桐蔭学園が優位か=東海大大阪仰星は展開力で対抗―全国高校ラグビー

ディフェンスを突破する桐蔭学園の丹羽=3日、大阪・花園ラグビー場
ディフェンスを突破する桐蔭学園の丹羽=3日、大阪・花園ラグビー場

 第104回全国高校ラグビー大会は7日、大阪・花園ラグビー場で決勝が行われる。2大会連続5度目の頂点を目指す桐蔭学園(神奈川)と、3大会ぶり7度目の優勝が懸かる東海大大阪仰星(大阪第2)が激突する。
 桐蔭学園はボールを簡単に手放さず、多彩な攻撃を繰り出す。接点の強さを生かして連続攻撃でしつこく前進したり、SO丹羽のキックで裏を取ったり、攻め方を自在に変える柔軟さがある。反則の少なさも強みの一つ。60分間動き続けられる体力があり、後半の守備は特に堅い。
 東海大大阪仰星は展開力が持ち味。SO吉田共同主将の球さばきが光り、キックも正確。準決勝では相手の意表を突くクイックスローを指示し、自らトライにつなげた。FW陣は試合を追うごとにセットプレーの安定感が増し、強力な武器に。攻撃権を渡さないよう、不用意な反則は禁物だ。
 総合力で上回る桐蔭学園だが、試合の入りに課題を残す。東海大大阪仰星はそこにつけ込めるか。準々決勝以降、強豪の追い上げを振り切ってきた粘りを発揮すれば勝機が見える。桐蔭学園は追う展開になっても冷静に試合を運びたい。
[時事通信社]

トライを決める東海大大阪仰星の吉田=5日、大阪・花園ラグビー場
トライを決める東海大大阪仰星の吉田=5日、大阪・花園ラグビー場

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