最終クオーター、勝負強さ光る=パナソニック、雪辱の日本一―ライスボウル
過去3年間、悔しい思いを残し続けてきた新年の一戦で、パナソニックが雪辱の勝利をつかみ取った。主将の青根は「この光景を見るためにやってきた」。感慨深げに喜びをかみしめた。
7点リードを許して迎えた最終クオーター。RB立川が50ヤード近いランで好機をつくり、同点に追い付いた。「イメージ通りだった」と立川。さらに、ここぞの場面に備えてきたスペシャルプレーを繰り出す。変則的な動きで相手の守備を乱し、パスを受けたRB藤本がエンドゾーン間際まで駆け上がった。ランでねじ込み勝ち越し。大会前に選手からの提案で採用した戦術で、勝利を大きく引き寄せた。
過去3度のライスボウルでは、最終クオーターに得点できず、富士通との接戦を落としてきた。高山監督は「4クオーターまで戦って勝つと言い続けてきた。そういう戦いができた」と胸を張る。
今大会の最優秀選手に選ばれたQB荒木は「みんなが頑張ってやってくれたおかげ。結果として見せることができたのは本当によかった」。笑顔でトロフィーを掲げ、仲間と喜びを分かち合った。
[時事通信社]
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