栄光支える「原メソッド」=青学大監督、8度舞う―箱根駅伝
箱根路の勝ち方を知り尽くす名将が、総合優勝の回数と同じ8度宙を舞った。青学大の原監督は「最高です。大手町で学生に胴上げしてもらえるなんて、これほど幸せなことはない」。今年も勝利に酔いしれる年明けとなった。
箱根を初制覇した2015年からの11年で、総合優勝を逃したのは3度だけ。優勝回数は短期間で歴代6位の駒大に並んだ。輝かしい実績を支えているのが、指導で培ったデータを基に早大大学院で論文にもまとめた「原メソッド」。箱根のレース日から逆算して確立させた調整の必勝法に、選手たちが全幅の信頼を寄せる。
学生長距離界の競技水準向上につれ、自らの指導もアップデートしてきた。固定観念を持たず、練習の質や量を改良。今大会も選手の仕上がりには自信があり、「負けたら(メソッドを)根底から変えないといけない」との覚悟を持っていたことを明かした。
成功の裏には、「いろんなことを犠牲にして、箱根駅伝に人生を懸けて戦っている」との思いがある。3月で58歳。近い将来の監督交代を示唆しつつ、「原がいなくなったら弱くなる組織にはしたくない」。後継者に譲ることを視野に入れながら、ひとまず来年の3連覇を追い求めるつもりだ。
[時事通信社]
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