青学大、今年も笑顔の輪=山下りで引き寄せた連覇―箱根駅伝
青学大の1年生アンカー、小河原は満面の笑みでチームメートの輪に飛び込んだ。復路は一度も先頭を譲らず、2年連続で大会記録を更新して総合優勝。「大手町で笑おう」。選手たちで決めたスローガンを体現し、主将の田中は「最高の景色を見られてよかった」と感慨に浸った。
6区の野村が総合連覇を大きく引き寄せた。2年連続の山下りに臨んだスペシャリストは「この1年間、56分台を目標に取り組んできた」。ハイペースで飛ばし、区間記録を30秒も塗り替える56分47秒をマーク。2位との差を4分近くまで広げ、「継続した練習が結果に結び付いた」と喜んだ。
7区以降の選手は、伸び伸びと自分の走りに徹した。8区では塩出が2年連続の区間賞。10区の小河原も「安心して走ることができた」。区間トップの好走で締めた。
今季の4年生は粒ぞろいだが、「とがっているので、まとめるのが大変だった」と田中。駅伝シーズンは最低でも週1回のミーティングを重ね、箱根連覇に向け意思を統一。1万メートルの自己ベストが28分を切る選手が3人生まれ、練習のレベルも高くなった。
前回優勝メンバー10人のうち、6人が今回も出場。原監督は「確実に勝てる時に勝つことの難しさが、自信につながる。取りこぼしなく勝った」。箱根路での圧倒的な強さを今年も示し、胸を張った。
[時事通信社]
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