カザフで旅客機墜落=67人搭乗、生存者も
カスピ海に面する中央アジア・カザフスタン西部アクタウ近郊で25日、空港に着陸を試みたアゼルバイジャン航空のエンブラエル190型旅客機が墜落した。ロシア通信などが伝えた。乗客62人と乗員5人が乗っており、生存者20人以上が病院に搬送されたほか、現場では犠牲者の遺体収容が進められた。カザフ政府は38人が死亡したと明らかにした。
乗客の国籍はアゼルバイジャン、ロシア、カザフ、キルギスとされ、日本人はいない。
旅客機はアゼルバイジャンの首都バクー発でロシア南部チェチェン共和国の中心都市グロズヌイ行き。グロズヌイが濃霧のため行き先を次々と変更し、最終的にカスピ海の対岸のアクタウに向かう途中、救難信号を出した。鳥類との衝突で機体にトラブルが生じたという見方が出ている。
現地から伝えられた事故瞬間の映像によると、旅客機は傾いた体勢で滑走路に入ろうとして大破。空港付近に折れた機体が散らばった。
[時事通信社]
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