使用済み核燃料、搬出先を確認=政府と青森県が協議会
政府は24日、関係閣僚と青森県による「核燃料サイクル協議会」を首相官邸で開いた。同県むつ市の中間貯蔵施設で一時保管する原発の使用済み核燃料について、最長50年間の保管期限後に、六ケ所村で建設中の再処理工場に搬出する方針を改めて確認した。
また、1995年から県内に保管されている高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の搬出期限が、間もなく残り20年になるとのスケジュール感も共有。ただ、搬出先の最終処分場選定は難航しており、宮下宗一郎知事は会合後、「20年の間に運び出す計画を作らないといけない」と強調した。
協議会は宮下知事の要請を受けて開催された。林芳正官房長官は席上、使用済み燃料を再利用する核燃料サイクルの推進に向け、「関係自治体の理解、協力を得ながら、国と事業者が最大限努力することが必要だ」などと語った。
[時事通信社]
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