芯の強い「日本通」=新指揮官、王座奪還へ―なでしこジャパン
柔らかい表情とは対照的に、言葉から芯の強さが伝わってきた。「日本は常に優勝を狙える」「勇気が必要だ」。なでしこジャパン監督就任の「夢」がかなったニールセン氏は、熱く、丁寧に質問に答え続けた。
2011年ワールドカップ(W杯)女王のなでしこは近年、ライバル米国だけでなくプロ化の進んだ欧州勢に押されている。人選で何が重視されたのか。日本サッカー協会の宮本恒靖会長は「国際大会の経験、日本選手を知っていること」と説明する。
ニールセン氏は、女子のデンマークとスイスを率い、今夏まで長谷川唯らのいるマンチェスター・シティー(イングランド)の女子テクニカルダイレクターを務めた。日本の戦い方を自チームに落とし込もうとした時期もあったという。「日本通」であることはチームを託す材料となった。
自らを「ポジティブな人間」と分析し、選手選考は「できないから選ばないのではなく、これができるから選ぶという見方をする」。日本人に合った対話と協調性を重視する姿勢も高評価となった。
国内での女子サッカーの発展や、W杯招致に向けても、なでしこの躍進は欠かせない。「勝つために必要なものは強い気持ち。自信を持つこと。世界チャンピオンに返り咲ける」。選手たちを鼓舞するように力を込めた。
[時事通信社]
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