浜岡1、2号機、原子炉解体着手へ=商業炉は国内初、今年度末から―中部電
中部電力は18日、廃炉作業中の浜岡原発(静岡県御前崎市)1、2号機について、原子力規制委員会の認可を受け、原子炉を解体する第3段階に25日から移行すると発表した。国内の商業炉では現在24基が廃炉作業中だが、原子炉解体に移るのは初。来年3月下旬に2号機の原子炉圧力容器の上ぶたを撤去する予定。
第3段階では圧力容器や格納容器、炉内構造物などを12年かけて解体、撤去する。中部電は当初1、2号機で作業を並行するとしていたが、まず2号機から着手し、ノウハウを生かして1号機を解体する計画に変更。工期も6年延長し、今年3月に計画変更の認可を申請していた。
1、2号機は2009年に運転を終了し、現在は第2段階で原子炉周辺設備の解体作業を進めている。第4段階で原子炉建屋を撤去し、廃炉完了時期は42年度を見込んでいる。
[時事通信社]
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