配送巡り食い違い=日本郵便とヤマト
ヤマト運輸は18日、日本郵政傘下の日本郵便に対し、小型薄型荷物の配送委託スケジュールを見直すよう申し入れたと発表した。日本郵便への委託に伴い「(以前より)お届けするまでの日数が延びてしまう事態が発生している」と訴えた。一方、日本郵政の増田寛也社長は同日の記者会見で「申し入れはヤマト側の事情によるもの」と主張するなど、双方の見解に食い違いが出ている。
日本郵便とヤマトは2023年6月、小型荷物の配送などの協業で合意した。ヤマトは配送サービス「ネコポス」を同年10月から順次終了し、来年2月までに日本郵便の配送網で届ける新サービス「クロネコゆうパケット」に全面的に切り替える計画となっていた。
増田氏は会見で、新サービスはヤマト側で荷物を取りまとめた後に日本郵便に引き渡すため、「従来のネコポスと比較し送達速度に違いが出るのは合意済みだ」と指摘。その上で「お互いよく話をして乗り越えていきたい」と述べた。
[時事通信社]
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