対面会談、石破氏次第に=トランプ氏、日本重視を表明
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は16日、南部フロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」で開いた当選後初の記者会見で、日本を重視する姿勢を表明した。石破茂首相との対面会談にも意欲を見せた。ただ、来年1月の就任前に会談が実現するかは、石破氏がフロリダ州まで「トランプ詣で」をするかどうかに懸かっていそうだ。
トランプ氏は同日、1000億ドル(約15兆円)の対米投資を発表したソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長と会談し、記者会見にも孫氏を伴って登場。「この歴史的な投資は、米国の将来に対する信頼感を示す記念碑的なものだ」と上機嫌に語った。
トランプ氏は15日にも親交のあった故安倍晋三元首相の昭恵夫人と会食したばかり。トランプ氏は会見で「(昭恵)夫人が夕食を一緒に取ることが可能か知りたがっていたので、シンゾーへの敬意から実現した」と経緯を説明した。
トランプ氏の相次ぐ日本関連の面会は、2016年に大統領就任前のトランプ氏と会うためにニューヨークを訪れた故安倍氏や孫氏を歓迎したのと同じ構図だ。トランプ氏は石破氏についても、昭恵夫人を通じて著書や記念品を贈ったと明らかにし、「会いたいと思っている」と強調。しかし、同時に「彼(石破氏)が望むなら、私はここにいる」とも述べ、石破氏がフロリダ州を訪れる必要があると示唆した。
「米国第一」を掲げるトランプ氏の復権に各国は身構えている。ただ、トランプ氏は「1期目は誰もが私とけんかしていたのに、今回は私と仲良くしようとしている」と指摘し、会談や会食の申し込みが多いことをほのめかした。
石破氏はこれまで、トランプ氏の当選直後に約5分間電話で話しただけ。11月の南米訪問の帰路で対面会談を模索した際は実現しなかったが、アルゼンチンのミレイ大統領やカナダのトルドー首相らはフロリダ州を訪問して面会している。
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