佐藤、新王者に名乗り=技術、精神ともに成長―全日本フィギュア
フィギュアスケートの全日本選手権は、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで20日から行われる。男子は2012年以来、羽生結弦と宇野昌磨が優勝を分け合ってきた。2人とも競技を離れ、13年ぶりに新しい王者が生まれる今大会。20歳の佐藤駿(エームサービス)が頂点を見据えている。
グランプリ(GP)シリーズ第6戦の中国杯を制してGP初優勝。2シーズンぶりに出場したファイナルでは3位で初の表彰台に立つなど、今季は躍進ぶりが目立っている。
フリーには、基礎点が高い4回転ルッツと4回転フリップの両方を組み込んでいる。練習を重ね、多い時は10回着氷できるまで続けた。「失敗したらどうしよう、と考えてしまうことも多かったが、最近は何も考えずに無心でいける」。数をこなし自信を付けたことで精神的なたくましさも増した。
昨季のプログラムから、アイスダンスで22年北京五輪金メダルのギヨーム・シゼロンさん(フランス)が振り付けを担当している。シゼロンさんが拠点にするカナダでのレッスンでは、現実に直面した。「自分のスケーティングのできなさをすごく実感した。最初の15分の全体練習だけでへろへろになった」。重要性を痛感したスケーティング技術を磨き、ジャンプへの入り方や着氷後の滑りを改善してきた。
全日本選手権で大きなライバルになる鍵山優真(オリエンタルバイオ)は同学年で、ジュニアの頃から切磋琢磨(せっさたくま)してきた間柄。ともに目標は優勝と明言する2人のハイレベルな戦いが見られそうだ。
[時事通信社]
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