「苦しいシリーズ」=竜王戦4連覇に「ほっとした」―藤井七冠
「苦しい将棋の多いシリーズだった」。竜王戦4連覇を果たした藤井聡太七冠(22)は終局後の12日夕、鹿児島県指宿市内で記者会見し、10月から足かけ3カ月の長い戦いを振り返った。
結果は4勝2敗。1局ごとに異なる作戦で挑んでくる佐々木勇気八段(30)に押される場面も。しかし、防衛を決めた第6局は王者の強さを見せつけ、「何とか良い結果を出すことができ、ほっとしたという気持ち」と表情を緩めた。
来期は5連覇と永世竜王の資格獲得が懸かるが、興味はあくまで将棋そのもの。「今回のシリーズで新たに見つかった課題がいろいろある。一つ一つ改善して、しっかりと生かしていければ」。どこまで強くなるのか。
[時事通信社]
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