ノーベル平和賞活動家、期限付き釈放=体調悪化で21日間―イラン
【イスタンブール時事】昨年のノーベル平和賞を受賞したイランの女性人権活動家、ナルゲス・モハンマディ氏(52)が4日、体調悪化のため21日間の期限付きで釈放された。支援団体が明らかにした。
モハンマディ氏は、イランのイスラム革命以降に女性に義務付けられたスカーフ着用強制や死刑に反対。イラン当局に「法律違反を繰り返した人物」として批判され、首都テヘランのエビン刑務所に収監されていた。
支援団体は今年11月、モハンマディ氏の右足にがんの疑いがある骨の病変が見つかったと声明で発表。同氏は11月中旬に骨の一部を移植する手術を受けたものの、手術の2日後には、歩いたり座ったりできないにもかかわらず刑務所に戻されたという。
支援団体は「21日間では不適切で、最短3カ月の回復期間が必要だ」と訴えた。期限が終われば収監期間が21日分追加されるとして、「即時かつ無条件の釈放」を要求した。
[時事通信社]
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