ICCへの影響力「断固拒絶」=赤根所長、米ロの動き批判―国際刑事裁
国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長は2日、オランダ・ハーグで開かれた年次総会で演説し、「(ICCの)独立性や公平性に影響を及ぼそうとする試み」を断固として拒絶すると宣言した。名指しこそ避けたものの、赤根氏を指名手配したロシアや、経済制裁を視野に入れる米国の動きを批判した。ロイター通信が伝えた。
赤根氏は演説で「ICCの正当性や、裁きを下し国際法を実現させる能力が、威圧的手段や圧力によって攻撃されている」と主張した。ICCは昨年、ロシアのプーチン大統領に、ウクライナ侵攻に絡む戦争犯罪容疑で逮捕状を発付。反発したロシアは赤根氏らを指名手配した。
赤根氏はまた、ICCが「まるでテロ組織であるかのように、別の(国連安保理)常任理事国の機関から厳しい経済制裁の脅しを受けている」と批判した。米下院は6月、パレスチナ自治区ガザでの衝突に関連し、ICCのカーン主任検察官がイスラエルのネタニヤフ首相の逮捕状を請求したことを受けて、ICCに対する制裁法案を可決した。
[時事通信社]
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