トランプ関税、米石油業界から懸念=「競争力高めず」―輸入の重要性強調
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領が打ち出したカナダとメキシコへの25%の関税導入に対し、米石油業界から懸念の声が上がっている。業界団体の米燃料石油化学製造者協会(AFPM)は27日、「北米産原油への関税は、国内産業の競争力を高めるものでも、エネルギーの独立や消費者の負担軽減に資するものでもない」との声明を発表し、輸入の重要性を強調した。
カナダとメキシコは貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の下、無関税で原油を米国に輸出している。AFPMによると、米国が輸入する原油のうち、カナダ産は6割、メキシコ産は1割を占める。
[時事通信社]
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