プーチン氏、カザフと制裁反対で一致=旧ソ連圏で影響力に陰りも
ロシアのプーチン大統領は27日、中央アジアの旧ソ連構成国カザフスタンを2日間の日程で訪れ、トカエフ大統領と会談した。トカエフ氏は2022年、ウクライナ東部の独立を「認めない」とロシアによる侵攻に異を唱えていたが、今回の会談後の共同声明は西側諸国の制裁に反対する立場で一致し、プーチン氏に寄り添った。
カザフの首都アスタナでは翌28日、ロシア主導の集団安全保障条約機構(CSTO)首脳会議を開催。ただ、アルメニアのパシニャン首相は、23年のナゴルノカラバフ紛争で軍事支援を受けられなかったことから、今年6月にCSTOを「脱退する」と宣言し、首脳会議も不参加を決めた。盟主ロシアの影響力に陰りが見える。
[時事通信社]
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