ブラジル裁判所、証人尋問へ=堺市母子殺害事件、リモート実施
【サンパウロ時事】ブラジルの検察当局は25日、2022年8月に堺市で起きた母子殺害事件を巡り、今月26日から来月4日にかけて連邦裁判所で非公開の証人尋問が行われると発表した。事件に絡みブラジル人の夫バルボサ・アンデルソン・ロブソン被告が同国で逮捕、殺人罪で起訴されている。
事件では堺市東区のマンションで、住人の荒牧愛美さん=当時(29)=と長女リリィちゃん=同(3)=が刃物のようなもので刺されて死亡した。バルボサ被告は事件発覚直前に母国に逃亡。殺人容疑で大阪府警から国際手配され、昨年7月にサンパウロ市内の集合住宅で逮捕された。
証人は全員が日本在住のため、尋問は南部クリチバにある連邦裁判所からリモートで行われる。最後に被告人質問も行われるという。
[時事通信社]
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