研究用原子炉が自動停止=中性子量の増加を検知―茨城
日本原子力研究開発機構は25日、運転中の研究用原子炉「JRR―3」(茨城県東海村、熱出力2万キロワット)が自動停止したと発表した。原子炉内の中性子量が増加したことを示す信号を検知したという。原子炉は正常に冷却されており、周辺への影響は確認されていない。機構は誤検知の可能性もあるとみて原因を調べている。
原子力機構によると、同日午後3時10分に中性子量が増えたことを示す信号が出て自動停止した。原子炉の出力が上がるなど、実際に中性子が増加した状況は確認されていないという。
JRR―3は、核分裂で発生する中性子を使った実験や放射性医薬品の材料製造などを行う。2018年に新規制基準に合格し、21年2月に運転再開していた。
[時事通信社]
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