危機感にじむ高木=試行錯誤の五輪プレシーズン―W杯スケート・女子団体追い抜き
実戦の数が限られる女子団体追い抜き。弾みをつけたかった初戦は、優勝したオランダに1秒以上及ばなかった。高木は「いろいろ課題が浮き彫りになった。残念な気持ち」と声を落とした。
先頭交代をしない戦術は継続しつつ、昨季は最後尾だった21歳の堀川を2番目の佐藤と入れ替えた。長距離が得意な堀川だが、滑りがやや乱れた。以前に転倒した記憶が頭をよぎり、「怖がりながらになってしまった」と反省。先頭を滑り空気抵抗を受ける高木を十分に押せなかった。
五輪では過去2大会連続で決勝に進み、次の2026年大会でも好成績が期待されている。ただ、昨季の世界距離別選手権では3位に終わり、佐藤は「みんなで意見を出し合い、事細かく話し合ってきた」と言う。「危機感を持ちながら取り組む必要がある」と高木。練習量も大きく増やして臨む五輪プレシーズン。今後も試行錯誤を続けながら大舞台をにらむ。
[時事通信社]
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