あと1年、認知度アップへ=東京デフリンピック控えイベント
国内初開催となる聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」が、来年11月に東京都を中心に行われる。開幕1年前となった15日、大会の認知度向上を目的としたイベントが都内で開かれた。
過去大会で金メダルに輝き、東京デフリンピックでも活躍が期待されるデフ水泳の茨隆太郎(SMBC日興証券)が登壇し、子どもを対象に特別授業を行った。テーマは「きこえないってどんなこと?」。茨は「(競技の)スタートでは、耳が聞こえないので目で見て分かるように合図が出される。水泳の場合はランプがつく」などと、競技の様子やろう者の文化について説明した。
質問コーナーでは、多くの子どもたちから手が挙がった。「この大会を通じて、何を伝えたいですか」という問いに、茨は「(選手が)どういうふうにしてコミュニケーションを取っているのかを多くの人に伝えたい」と思いを語った。
子どもたちは学んだばかりの手話を使い、両手をひらひらと振るしぐさをして、特別授業を終えた茨らに「拍手」を送った。来年の東京大会では、観客席が手話による拍手であふれているかもしれない。
[時事通信社]
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