ゲーツ氏調査公表に反対=次期司法長官候補巡る疑惑―米共和
【ワシントン時事】米下院倫理委員会は20日、非公開会合を開き、トランプ次期大統領が司法長官に指名したゲーツ前共和党下院議員(42)の未成年者との性行為などに関する疑惑調査の結果公表について採決を行った。米メディアによると、民主党委員5人は公表に賛成したが、共和党委員5人が反対し決着がつかなかった。
会合後、民主党委員は12月5日に改めて会合を開き、今後の対応を協議すると記者団に明らかにした。
倫理委は性的不品行、違法薬物の使用、不適切な贈答品の受領、特定の個人への便宜供与、調査妨害など、ゲーツ氏を巡る疑惑を調査。報告書がまとまる直前に同氏が議員辞職したため、同委は調査権限を失った。しかし、司法長官としての資質に直結するだけに、報告書の公表を求める声が強まっている。
米メディアによれば、これまでにゲーツ氏と性的関係を持った女性ら2人が金銭を受け取ったと委員会などで証言。ゲーツ氏は全ての疑惑を否定している。トランプ氏も指名を取り下げる考えはないと強気の姿勢だ。
[時事通信社]
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