チャンスメークも森下=4番が献身の3得点―「野球プレミア12
5戦全勝で1次リーグを突破した日本は、森下の献身的な活躍が光った。大会初戦から4戦目まで連続で打点を稼いでいた4番が、この日は単打3本と1四球でチャンスメークに回り、3得点を挙げた。
一回は2死一塁で打席に立った。長打を狙ってもよさそうな場面だが、強引なスイングはせず右前打でつなぐ。相手の先発投手は、ここから2四球と制球を乱し、押し出しで先制点をもらった。
森下の安打は3試合ぶりだった。「1打席目に出て、ちょっとほっとした。いい勢いのままいけた」。三回はボテボテのゴロで全力疾走し、内野安打とした。五回は四球、七回は右前打で出塁。いずれも後続の適時打でホームを踏んだ。
1次リーグの全5試合に先発出場し、4番に座り続けた。レギュラーシーズンでは今季の16本塁打が自己最高と、長打を量産するタイプの打者ではない。井端監督は「走者が得点圏にいる時は、かえす打撃をしてくれる。いない時はチャンスを拡大したり、塁に出たり、臨機応変に打撃をしてくれる。その辺はさすが」。侍ジャパンの打線を陰ひなたで支える24歳が連覇のキーマンになりそうだ。 (台北時事)
[時事通信社]
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