2024-11-18 20:08

「壁」見直し、国民民主は自公に明記要求=経済対策、19日協議続行

 自民、公明、国民民主3党の政調会長は18日、国会内で会談し、政府が月内の決定を目指す総合経済対策について協議した。国民民主側は、所得税の負担が生じる「年収103万円の壁」の見直しと、ガソリン税の引き下げに関し、方向性を明記するよう要求。3党は19日に改めて会談することを申し合わせた。
 経済対策を巡る3党協議は3回目。自民の小野寺五典、公明の岡本三成、国民民主の浜口誠各氏が出席した。 
 会談で、浜口氏は「103万円の壁」とガソリン税について「しっかりとした書き込みがないと先に進めない」と主張。小野寺氏らは持ち帰って検討する考えを示した。
 これに関し、小野寺氏は記者団に「総合的にいろいろなことを意見交換している」と述べるにとどめた。
 15日の前回協議で、自公側は電気・ガス代補助の再開や、住民税非課税世帯への給付金などを柱とする政府案を説明。この中では、国民民主が訴える「103万円の壁」の見直しなどに触れていなかった。
 国民民主は「103万円の壁」の見直しが盛り込まれなければ、経済対策の財源の裏付けとなる2024年度補正予算案に「賛成できない」(古川元久代表代行)とけん制している。18日の3党協議に先立つ党会合でも、経済対策への明記を求めていく方針を確認した。
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集