上田、最後の試合終える=エリエール女子ゴルフ
2005年のデビュー戦からツアー450戦目。上田は初日の出遅れを取り戻せず、最後の試合を終えた。パー5の17番では果敢に攻め、2オンしてバーディー。「自分らしい攻めのゴルフが見せられたらと思った」。思い切りのいいプレーを貫いてギャラリーを沸かせた。
ラウンド終盤はギャラリーに交じって多くの選手が上田のプレーを観戦し、涙ぐむ面々も。ホールアウト後、選手たちから次々とねぎらいの言葉をかけられ、「自分はお手本になるような選手ではないが、頑張ってきたところだけは見てくれていたのかな」。思わず感極まった。
20年間を振り返り、「精いっぱいうまくなろう、強くなろうと毎日考えていた。うまくはなれなかったが、毎日そう思えたのは唯一誇れるところ」。涙を拭いて、堂々と言った。
[時事通信社]
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