「日本とのつながり」実感=アイスダンスのリード―フィギュア
9日まで東京で開催されたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ、NHK杯のアイスダンスに、リトアニア代表として活動するアリソン・リード(30)が出場した。日本人の母を持ち、かつて日本代表で活躍したキャシー・リードさん、クリス・リードさんは姉と兄。「私自身や家族と、日本とのつながりを感じられる特別な大会」と感慨深げに話した。
サウリウス・アンブルレビチウスと息の合った演技を披露し、3位。得点を待つキスアンドクライでは、2020年に急死した兄クリスさんとの写真をそっと手にした。それぞれが応援するアイスホッケーチームのTシャツを着て撮った思い出の一枚。「この大会に来るとクリスのことをいつも以上に思い出す」。声を震わせた。
米ミシガン州出身で、ジョージア代表として10年バンクーバー五輪に出場。アンブルレビチウスとは、兄の練習拠点でトレーニングをした際に知り合い、カップル結成8シーズン目を迎えた。
姉のキャシーさんは15年に現役引退。指導者として、今大会は吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)の演技をリンクサイドで見守った。「彼女の教え子たちと同じ場所で滑れたのもうれしいこと」とアリソン。特別な時間を喜んだ。
[時事通信社]
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