石川、20勝到達「さらに挑戦」=声援に応えた千両役者―VISA太平洋ゴルフ
20センチのウイニングパットを決めた石川は両手を上げてガッツポーズ。グリーンを取り囲むギャラリーの喝采に帽子を取って応えた。「いいゴルフで勝てた。試合運びがすごく良かった」。接戦を物にした4日間を淡々と振り返った。
2組前で単独トップに立っていた谷原が最終18番(パー5)でボギー。後半に入って二つスコアを落としていた最終組の石川は、「いつか必ず流れがくる」と信じて我慢を重ね、再逆転のチャンスを得た。
その18番。残り230ヤードの第2打をピン左手前8メートルに。イーグルこそ逃したものの、「極限の状態で打った中で、100点のパット」。劇的な2オンで逆転勝利を引き寄せた。
節目のツアー通算20勝に到達。それでも数字自体に「強い思い入れはない」という。初優勝が史上最年少の15歳だった。「最高潮からキャリアがスタートした。10、20代と突っ走ってきて苦しいこともあったが、それでもまだ33歳。いろいろなことを見直して、もう一回チャレンジする」。千両役者が静かな口調で宣言した。
[時事通信社]
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